団子屋の中でいなり好きですか?(中)
帝と・・・
その乗り物で宮廷に向かう、晴明と博雅。そして・・・黄菜子。乗り物は・牛車。慣れない乗り物に黄菜子は、酔っていた。(こんな乗り物初めて。ウッッッ)そして慣れない服装。かなり重い。20キロ近くある十二単。(帝に挨拶するまでは、我慢しなさい。)(はい。)その風景を見て笑っている博雅。(黄菜子さん国は、着物着ないのですか。)(着物は、着ますがこんなには・・・重い・・・)二人は、笑っている。(どこの時代も女性の大変さがわからないのね。男性は、)と心で思った。
ようやく、宮廷に着いた。
宮廷に着くと先ずは、部屋に案内された。ここでしばらく待った。20キロ近くの着物は、かなり重い。暑い。
声がかかり帝がいる部屋に案内された。
黄菜子の動きにぎこちなく、それを見て笑う二人ともう一人の男性。少し年配ですが、凛として貴賓がある男性。晴明と博雅は、その男性を見て急に座ってお辞儀した。その光景を見た、もう一人の男性。奥の部屋から笑い声が聞こえてくる。
博雅は、(この方は、藤原道永様ですよ。)
わからない黄菜子は、晴明と同じように座りお辞儀をした。道永は、(なかなか面白いなお主。名前は?) (黄菜子と言います。)(黄菜子、これより帝に会うので先程のぎこち無い振舞いは、やめるように。)道永は、笑いながら言った。(わかりました。)顔を赤くして、黄菜子と晴明、博雅。帝の部屋に向かった。
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