団子屋の中でいなり好きですか?(中)
四人の式
一人の黒色の着物を着た中年男性が声をかけてきた。
(初めまして。晴明様のお世話をします、玄武と申します。)陽気なおじさんという印象。(その他にも後三人います。)
(あそこにいるのが無口で我々ともあまり話さないですよ。)青い着物を着た青年に指を指した。(名前は、青龍です。)クールでイケメンな感じ。(次に紹介するのが・・)黄菜子の隣にべらべらしゃべってくる青年。(おはよう。君が晴明様から助けてもらった人。なかなか美人だね。)玄武が少し真面目な顔で(いい加減にしなさい。晴明様の大事な客人ですよ。白虎)(また、後で、)と逃げるようにその場から離れた。玄武は(白虎は、気をつけて。女性には、目が無いから。)
赤を中心に十二単を着た女性が現れた。(晴明様からこれに着替えるようにと)着物が渡された。(私の名は、朱雀。)黄菜子は、声に疑問を持った。男性!!
青龍は、言った(朱雀は、心は、女性、体は、男性。いざという時は、一番怖いから気をつけて。)(玄武のおじさん)朱雀の鋭い目が玄武に向ける。確かに怖そう。そう思った黄菜子。(では、こちらへ)朱雀に案内されて隣の部屋で朱雀の手助けを借りながら着物に着替える。黄菜子は、朱雀に問いかける。(晴明様は、どういう人なの)
朱雀は、答える。(晴明様は・・!)(お~い。晴明はいるか?) 声に特徴のある青年の声。
< 6 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop