失礼男の攻略法

「そう言っていただけて安心です。千秋のことからは、きっぱり手を引いてくださいね」

真剣な表情にドキンとしてしていると、やっぱり呆れたようなため息が目の前から聞こえてきた。

「もう絶対、叔父さんご立腹だよ。まぁ、あの狸親父の悔しがる顔見れるのは貴重だから、それはそれでいいか」

そう言って立ち上がった直樹さんの顔は、もうすでにさっぱりしているようで。

「じゃあ千秋ちゃん、またたまには飲もうよ。もしくは、女の子紹介してね」

最後にプレイボーイらしいセリフを残して去っていった。



「あいつ全然俺の敵じゃなかったな」

直樹さんの後姿を見てそう呟く失礼男を思わずにらみつけると

「なに?チューでもしてほしいの?」

意味わからない返しをされる。

この人、前から子どもみたいだって思ってたけど、こういう関係になってからは、子どもじゃなくって話についていけなさすぎて宇宙人かなにかなんじゃないかって思う時がある。
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