umbra 〜約束の日〜





バン










俺は仮面みたいに避けられないから呆気なく死ぬんだと思った。たった数秒間なのに無音のスローモーションで流れる。みんなが俺の名前を呼んで避けろって言っていたのに誰一人の声も聞こえなかった。いや、聞こえていたが、横に流れていたと思う。




初対面のはずなのに俺の方に向かってくる仮面でさえも知るはずのない俺の名前を呼んでいた。






















ドサ








俺の手は真っ赤に染まった。








「「シン!!」」












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