大切なもの【完結】
「サプライズって考えてるだろう彩香に俺は何もいえねぇよ」



あともう少し辛抱すれば、俺の誕生日がくる。
そしたらすべて終わるはずなんだ。
彩香がまだちゃんと俺のこと好きでいてくれるなら。



「あたしの好きだった郁人と付き合ってるくせに郁人のこと放ったらかしとか今度おしおきだなー」



香が不敵な笑みを浮かべる。



「あたしの好きだったとか言うな!めっちゃ嫌だ!」


「なにさ、子供っぽいんだから」



最初は本当に大丈夫かよ、この2人って付き合った時思ったけど、案外うまくいっている。

俺と彩香、翔と桜苗が付き合ったからあまりもの的な感じでて付き合って別れたりしたらこのグループどうなんだよとか思ったけど、いい感じに落ち着いてくれてるらしい。



「今日みんな暇だろ?遊ぼうぜ」



翔の提案でこのままみんなで遊ぶことに。
みんなでいることがこんなに当たり前になるとの入学したころは思ってもいなかった。

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