干物ハニーと冷酷ダーリン
ここだけの話。
文芸編集部の人達には、ミルキー編集部はミルキー変集部と思われている。
その中でも、一番変人だと思われているのはあたしだと、文芸編集部の同期の咲子に教えられた。
「いやー、だっていくら男前だからってあの鬼上司の下では怖すぎて普通の女子なら働けないよ」
っだそうです。
「何あんた最後の女になるまで生き残ってんのよ。Mなの?どっちみち変わり者よ」
と、まで言われた。
全く失礼極まりない。
あたしも好き好んでどやされているわけじゃない。
ただ、少女漫画の編集が好きなだけだ。
ドライヤーのスイッチを切って、寝ようとベッドに横になると、どこからかスマホが鳴っていた。