干物ハニーと冷酷ダーリン
「おはようございます!!」
今まで徒歩圏内だったけど、水城さんキャッスルは電車通勤でかなりのタイムロスだ。
走れば10分の所が倍かかってしまった。
『あれ、おはよう。早いじゃん』
「三野さん、おはようございます」
『川本、今日は午後出勤って、、、ほら』
編集部のホワイトボードのあたしの欄に、紛れもなく水城さんの字で午後出勤と書かれていた。
「・・・本当ですね」
『だから、高橋は中林さんが見るようにって水城さんが言ってたけど、、、何か大丈夫?目も腫れてるけど』
「大丈夫です。元気です」
『そう?無理しないで。昨日の疲れも残ってるだろうし』
と、言う三野さんの方が心配でならない。
こちらも、いつもながらがギリギリな様子みたいだ。
室内でサングラスはもはや三野さんのデフォルメになりつつある。
あたしもその1人です。
今月も頑張りましょうね、追い込み。
中林さんにも盛大に有難うございますの気持ちを込めて両手を振れば、力無く振り返してくれた。
こちらもギリギリなようだ。
皆さん、毎度毎度ギリギリ。
毎月追い込まれ、もしかしてここにいる人はマゾなのかと思う今日この頃。