干物ハニーと冷酷ダーリン
そうは言っても面接など受けた事はあるにせよ、する側なんてやったことがない。
あたし、何すればいいの?
ここにいるだけでいいの?
書記係とかそんな感じ?面接時の書記係なんぞ聞いた事もない。
あたしが面接受けに来たとき、どんな感じだったっけ………忘れた。
ドキドキ、ガタガタ、ガクガク。
心臓が痛い。
『…………何している』
とりあえず、トイレにでも行って落ち着こうと立ち上がろうとした瞬間、水城さんが戻ってきてしまった。
中途半端なあたしの体勢を見て、逃げるのかこの野郎と言わんばかりに睨みを効かせてきた。
「……いえ、何も」
『まぁいい座れ。君たちはそこに座って』
3人の女の子とテーブルを挟み向かい合う形で座る。
あっ、みんな若い。それに可愛い。肌の質感なんてあたしと大違い。
まさにピチピチモチモチ肌。