干物ハニーと冷酷ダーリン


『…!何だ、お前たち!』


「いやー、水城さん。プリンですよ、プリン」


『……は?』


「ちょうど、コーヒーもあるのでちょっと休憩しましょうよ」


『なんだと?』



はい、どうぞー。熱いから気を付けてね。

と、女の子3人と水城さんにコーヒーを出していく。

水城さんの顔はまるで般若のようになっているが今はそれに構ってるどころではない。



「ご当地プリンなんですよ。島田先生から頂きました。あたしのおすすめは地元なので新潟ですけど、みなさん何処の県がいいですか?」



富井くんから段ボールを受け取り開封していく。その中身はやっぱりご当地プリンで以前、島田先生から話を聞いて取り寄せてもらっていたものだ。


富井くんはというと、青ざめた顔でさっさとこの場から出ていってしまった。




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