干物ハニーと冷酷ダーリン
「はい!質問いいですか?」
元気よく、他の二人とは雰囲気の違うイケイケギャル風な女の子。
幸田香奈さん。
いつでに、あたしの後輩だという専門卒の子。
「どうぞ」
「水城さんって、どんな方ですか?」
「…へっ?水城さん?」
「はい!いつくなんですか?どんな子がタイプなんですか?もしかして、もう結婚してるんですか?」
……………。
これは、あのかの有名なあれですね。
うん。分かる分かる。
なんせここは出版社だし、そしてあたしは少女漫画の編集者。
この展開は、久留米先生の物語りに似ているなぁ。でもまさか、現実世界でも存在するとは。