女嫌いと男性恐怖症

「……好きです。アキのことが」

 恥ずかしそうな顔をした遥が、たまらなく可愛い。

 顔をそっと近づけると、遥がうつむいた。

「嫌か?」

「ずるいです」

 フッと息をもらす。

「何がだ」

 何も言わない遥に、またフッと笑う。

「遥。好きだ」

 そうささやくとゆっくりと顔を近づけて、うつむいた遥の顔をのぞきこむ。

 そして遥の唇に自分の唇をそっと重ねた。
 温かい吐息がもれる。

 そのまま首元に、優しく唇を触れさせた。
 すると遥がぎゅっと晶にしがみつく。

「やです。今日のアキなんか」

「悪い、我慢する。」

 遥の気持ちを知って、ちょっと歯止めが効かなくなってたか。

 どんだけ俺は。

「我慢って! なんか」

「エロじじい」ボソッと言った遥の言葉に、ハハハッと笑えてしまう。

「なんでアキが笑うんですか!」

「ククッ。悪い。そうだな。エロじじいだった。でもハルも悪い。可愛くて俺をその気にさせる」

「なっ」

 甘々で、だけど意地悪な晶に遥は赤面する。

「ほら、また」

 晶は赤くなった遥の頬を、そっと撫でる。
 そんな晶に、遥は急いで自分の手で頬を隠した。
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