ある夏休み…。

「ヨッシャー負けへんで」
と言いながらスライダーを滑りました。
結果、私は最下位でした。蜜紀が
「なぁスライダー滑る時、合図してくれた人ちょっとお腹出てるやん。だから、あの人ポコちゃんって名前にしない」
「いいよ。」
私達は、勝手に人のあだ名を考えるのが好きです。本間は、駄目ですが…。宏美がいきなり、
「皆驚かんといてや。」
「何」
「実は、ある監視員の事好きになってん。」
「はぁ誰」
「あそこに居る人。小栗旬似の人。」
「あの人」
「うん。話たいなぁ。」
「話たらいいやん。」
「何話すんよ。」
「あっそうや。ちょうど、バス何時に出るか分からんから、バスの時間どこで聞けるか聞いたら」
「緊張するわ。」
「一緒に行ったるやん。」
と言いながら、小栗旬似の人の所に近づき後ちょっとの所で、
「あかん。無理やわぁ。」
といい、逃げて行きました。私達は、宏美をなんとかやらなあかんと思い、宏美に色々と話ましたが、やはり駄目でした。なので、私と梨依子と望で聞きに行く事になりました。