完璧執事の甘い罠
「・・・ノエルに頼みましょう」
「え・・・?」
「完璧に二人というのは、許可が出る可能性はゼロに近いです。ですが、ノエルがつくとなればおそらく許可は下りるはずです」
「ノエルに・・・」
それが、最低限のラインってこと・・・。
「ノエルなら、ひな様が王女らしく振る舞わなければならないと気負う必要もないでしょうから。ひな様の要望に添えると思います」
「じゃあ・・・、デートとして出かけられるってこと?」
「完璧に二人、というわけにはいきませんが」
「それでもいい!主と執事という関係でなくてもいいのなら!恋人としていられるなら」
十分だ。
ジルって、やっぱりノエルの事信用してるんだ。
ノエルになら私たちの関係がばれても大丈夫ってことだもんね。
でも、本当にうれしい。
信じられない、夢みたいだ。