副社長は束縛ダーリン
食べ歩きのカロリーを考えると、今週末はできるだけ長時間フィットネスクラブで過ごしたい。
そう思って、私は今日の午後、こんな嘘のLINEメールを悠馬さんに送った。
【母がぎっくり腰になっちゃって、すみませんが今週末は実家で、店と家事を手伝おうと思います】
いい女計画のためについた嘘は、これで何度目か。
『ごめんなさい!』と言いながら送信したメッセージに、すぐに既読マークが現れたが、返事はしばらく来なかった。
忙しい人だから、すぐに返事がないのはいつものこと。
それなのに、やましさを感じる心には、嘘だとバレているんじゃないかという不安が。
退社前にやっときた返信では、今日一緒に夕食をということ以外書かれていなかったけど、これから私を問い詰めるつもりだったりして……。
そんなふうに危惧して、落ち着かない心で彼を待っているのだった。
アイスティーをチビチビと飲みながら、十八時半になったとき、呼んでいないのに、さっきのカフェ店員が側に来た。