副社長は束縛ダーリン

「悠馬さん、大好きです!」


スマホチェックされていたとは驚きだけど、やましいことはないので、困ることはない。

それよりも、不安だった心に自信が戻ってくるようで、嬉しく思った。

彼の嫉妬や束縛心は、愛情が深いことの表れでしょう。

私はいい女じゃないけれど、こんなに愛されているのだから、捨てられることはない。

そう思わせてくれて、心が弾んでいた。


「わっ、朱梨、危ないよ」


急に私に飛びつかれてバランスを崩しかけ、注意をする悠馬さん。

でもその声は機嫌がよさそうで、彼も喜んでいるのが伝わってくる。


私たちの交際は順調で、不安がる必要はない。

そう結論を出した私は、ランプ風の明かりが灯る店のドアに、彼と手を繋いで入っていった。


テーブル数は十二個しかない、こじんまりとした店内は、ウェブサイトの写真で見たよりもかわいらしい。

木とレンガの温もりを感じるインテリアに、擬人化した動物の人形が窓辺に飾られ、童話の世界を思わせる。

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