【溺愛注意!】御曹司様はツンデレ秘書とイチャイチャしたい
「どっちでもいいんじゃない?」
「どっちでも?」
「服を着てれば脱がす楽しみができるし、着てないなら、それだけ待ちきれないんだなって嬉しくなる」
その答えに、慌てて私は首を横に振った。
「べ、別に、待ちきれないとかではなくて、どうせ脱ぐのに服を着るなんて、勿体ぶって面倒な女だなと思われるかもしれないと思って……!」
「洗面所でひとりでそんなことを、ずっと考えてたの?」
クスクスと笑われて、恥ずかしくてうつむいたまま頷く。
すると専務がこちらに手を伸ばし、バスタオルから出ている私の肩に触れた。
「もう、冷たくなってる」
シャワーで温めた体が、すっかり冷えて冷たくなるくらい、ひとりで洗面所で悩んでいた。
そのことを見透かされ、頬が熱くなる。
「おいで」
顔を赤くしてうつむく私に向かって、専務が手を差し出した。
恐る恐るその手のひらに手を重ねると、ぎゅっと強く握られ引き寄せられた。