マ王の花嫁
その昔、ラワーレ王国の南東部にアッセンという国があった。
今から20年ほど前、ラワーレのサンドロス前国王がアッセンへ攻め入り、アッセンはラワーレ領になった。
フィリップから話を聞きながら、当時のアッセン王国の様子―――人々が逃げまとう姿や、建物が焼かれている光景―――が、次々と私の脳裏に浮かんでくる。
「・・・私や母様と同じ外見の男の・・・かなり年配の人・・あぁそうか。この人がエイリークの言っていたアッセン王国のヒーラー・・・」
「その御方はアンナマリア様の御父上、つまりおまえの祖父様じゃろう」
「・・・祖父様も祖母様も、その時殺された・・・のね」
今から20年ほど前、ラワーレのサンドロス前国王がアッセンへ攻め入り、アッセンはラワーレ領になった。
フィリップから話を聞きながら、当時のアッセン王国の様子―――人々が逃げまとう姿や、建物が焼かれている光景―――が、次々と私の脳裏に浮かんでくる。
「・・・私や母様と同じ外見の男の・・・かなり年配の人・・あぁそうか。この人がエイリークの言っていたアッセン王国のヒーラー・・・」
「その御方はアンナマリア様の御父上、つまりおまえの祖父様じゃろう」
「・・・祖父様も祖母様も、その時殺された・・・のね」