見上げた空は広かった
彼女が息切れしている間に俺はトイレに行きコンドームを外した。

体はものすごく興奮している。
当たり前だ。アナはものすごくいい体をしている。
でもアナがこの空間にいることが物凄く嫌になった。

トイレの横のゴミ箱にコンドームを捨て、
ズボンを履いた。

トイレから出るとアナもきちんと洋服を着ていた。
トイレから出た俺をなぜか彼女は抱きしめた。

とりあえず頭を撫でてさっきとは全く違う優しいキスをした。

「部屋まで送って行くよ」
僕はそういうと彼女の腰に手をかけて自分の部屋から出た。

アナは少しだけ僕にもたれかかるように歩く。




僕は一体、何をしているんだろうか。
僕は一体、何がしたいんだろうか。

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