ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
降って湧いたご挨拶訪問
side葉月


私と航平さんと弥生の気持ちを確認したら航平さんはサラッと入籍の話をしだした。


話されたこととその理由は納得したの。
お互いの事はもちろんなによりも弥生の事を考えてくれての提案にとても嬉しく思ったのもつかの間。


じゃあ帰りに寄れるから航平さんの実家に寄って挨拶して行こうと言うのだ。

水族館だから少しキレイめだけどとても結婚する相手の親御さんに挨拶に行く格好ではない。
弥生も今日は、可愛いワンピースだけど。

しぶった私に航平さんはサラッとじゃあ服買って着替えて手土産も用意して行こうか?と言う。

これ確実に私と弥生に買ってなおかつ似合うからって他にもいろいろ買いそうな予感がしたので服は諦めて手土産だけ用意してそのまま行くことにした。

何か逆にこんなもんですって分かってもらった方がのちのち楽そうだと思ったのもある。

『じゃあこっちで有名な芋羊羹とか買って行きますか。』

そう言われたので


『そうしましょう。』


隣県でも観光地で有名な所に寄って芋羊羹とその近くの人気のお店のお菓子も買ってその後高速に再び乗って彼の実家近くのインターで降りてそこから10分くらいの閑静な住宅街にドーンと塀も建物も大きなお家がある。


連絡しておいてくれてのか車がカメラから見えたらしく勝手に電動で門が開き入っていく。
< 55 / 68 >

この作品をシェア

pagetop