媚薬と私

翌日、僕は由紀子に返信した。


結局、色々考えた末、お洒落で、雰囲気の良い居酒屋にする事にした。


ネットで検索した店のURLを由紀子へのメールに貼りつけた。


「私も一杯飲みたかったです!」


「楽しみになってきました。」


「ありがとうございます。」


由紀子からの返事は、それから2時間後に来た。


楽しみと書いてくれた事が、嬉しかった。


男は単純だ。



「当日、時間は何時なら大丈夫?」


僕は、待ち合わせ時間を由紀子にメールした。


由紀子は迷っていたのか、それとも見なかったのか、返事が来たのは次の日の昼過ぎだった。


「仕事終えてからですので、20時なら大丈夫です。」


20時とは、ちょっと遅いな・・・。


僕はそう思ったが、由紀子が住んでいる所から、■■まで来るのには、それくらい
時間がかかるのだろう・・・。



僕と由紀子は、20時に■■の駅前で待ち合わせる事になった。
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