最後の恋
「うん、それで?」


「えっと…今度の連休に、以前住んでいた私の地元の友達が東京に遊びに来るから連休は空けておいてねって内容で。だから、思わずテンションが上がっちゃって……そんな事で騒いじゃってゴメンね。」


そんなことくらいでって呆れられるかもと思ったら、最後は尻すぼみに声が小さくなっていった。


「そうなんだ。じゃあ、松野さんは楽しい連休を過ごすんだね。」


一ノ瀬君は呆れる様子もなく、そう言って笑ってくれたから私も自然と笑顔になっていた。


「うん、今からすっごく楽しみになってきたよ。」


「でも、引っ越ししてもずっと仲がいいんだね。」

「うん、みんな幼稚園から一緒の子ばかりだし。ほとんどが家も近所の幼馴染みたいな子ばかりだから。」

「いいね、そういう人たちがいるって。楽しそうで羨ましいな。」

「男女合わせて5人の仲間だけど、みんな仲良いし私にとって大切な人たちだから、ずっと大人になってもこの関係が続くといいなって思ってるよ。」

「…へぇ、そっか…」
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