最後の恋
「んなわけないだろ。今だって、現に迷惑かけてたしな。それに、転校するまで一番お前の面倒見てきた俺には分かるんだよ。」

「それは、こっちのセリフでしょ…。タケのパン…」

「杏奈っ‼︎ ソレ言ったらお前のもバラすからな‼︎」


そう言われて一気に大人しくなった私に周りからいつもの様にチャチャが入った。


「ほーんと、お前たちって喧嘩するほど仲良しだよな!」

「ていうか、タケも4ヶ月ぶりの再会なんだからもう少し素直になれば良いのにさ、相変わらず会えば口喧嘩ばかりなんだからほんっと世話がやける可哀想なヤツ…。」

「ホントだよ〜。学校でも早く連休こねぇかな?ってそればっかだったのにね。」

「うるせぇ、余計な事言うな!それに、誰も世話なんか頼んでねぇよ。」


それまで黙って私たちのやり取りを聞いていた一ノ瀬君が口を開いた。


「どちらかと言うと…逆かな。松野さんには僕の方がいつもお世話になってるから。」
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