雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》




「何、恥ずかしがってるの?
 俺たち間接キス以上のことだって
 してるでしょ」


私がモゴモゴと困っていると、
さらっと言いのける李月君

そうだけど…


あぁっ、もういいや!


「はい、あ~ん」

李月君の近くまで行き、たまご焼きを
掴んだ箸を李月君の口へ持ってく


う、照れる。
多分、今真っ赤だ。


李月君はたまご焼きをぱくっと食べて
もぐもぐしてる。

「ん、やっぱ風和の料理うまい」


そういって微笑む李月君





「ふ、顔真っ赤」

李月君は私の頬をつんつんとつつく。
優しげな李月君の表情に胸が高鳴る







< 33 / 256 >

この作品をシェア

pagetop