雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》
「何、恥ずかしがってるの?
俺たち間接キス以上のことだって
してるでしょ」
私がモゴモゴと困っていると、
さらっと言いのける李月君
そうだけど…
あぁっ、もういいや!
「はい、あ~ん」
李月君の近くまで行き、たまご焼きを
掴んだ箸を李月君の口へ持ってく
う、照れる。
多分、今真っ赤だ。
李月君はたまご焼きをぱくっと食べて
もぐもぐしてる。
「ん、やっぱ風和の料理うまい」
そういって微笑む李月君
「ふ、顔真っ赤」
李月君は私の頬をつんつんとつつく。
優しげな李月君の表情に胸が高鳴る