【完】もう一度、キミのとなりで。

この前図書委員の曜日を聞かれたりしたものだから、てっきり本でも借りに来るのかな、なんて少しだけ期待してしまった。


あんなのただの気まぐれかもしれないのにね。


おかしいな。ここ最近ずっと、気が付いたら碧空くんのことばかり考えてる。


この前一緒に帰って以来、私たちはすっかり友達みたいになって、碧空くんは会えば挨拶してきたり、話しかけてきたりするようになった。


まるで中学時代に戻ったみたい。


私はずっと、碧空くんにはひどいことをしたと思ってたし、もう話しかけてもらえないと思ってたから、こうやって普通に話せる日が来てすごくホッとしたし、友達に戻れたことが嬉しくてたまらないんだ。


碧空くんはちっとも変っていなかった。


すごく優しくて、あったかくて、大好きだったあの頃のままで……。


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