【完】もう一度、キミのとなりで。
完全下校の時間になると、図書室を閉め、鍵を職員室に返して帰ることにした。
廊下から外を覗くと、日が暮れかけていて少し暗い。
それを見て、一人で帰るのはやっぱり心細いなって思ってしまったけれど、週に一度のことだし仕方ないと思い下駄箱に向かった。
誰もいない下駄箱で一人靴を履きかえ、外に出る。
外の空気は昼間とは違い、少しだけひんやりしてる。
真っ暗になる前に早足で駅まで急ごう、そう思って一歩踏み出した時だった。
「……あっ、やっぱり来た」
どこからともなく聞こえてきた声。それも、聞き覚えのある声にドキッとする。
驚いて横を振り返ると、そこにはまさかの人物が、キラキラの笑顔を浮かべながら立っていた。
……ウソ、碧空くん。
なんで、彼がここに……!?