【完】もう一度、キミのとなりで。
「えっ……そ、碧空くん。なんで……っ」
驚きのあまり声が裏返りそうになる。
だけど、碧空くんはそんな私を見ながら、はにかんだように笑って。
「帰り、また一人なんじゃないかと思って」
「えっ」
……信じられなかった。
もしかして、彼は待っていてくれたのかな?
私が今日図書委員で一人残ってたから。
でもそんなの、うぬぼれすぎ?
「ま、待ってて……くれたの?」
おそるおそる確かめるように聞いてみる。
すると彼は、少し照れたように口に手を当てながらも、コクリとうなずいた。
「うん。って言っても、俺も今日自主練してたからさ。そのついでっつーか、まぁ」
わあぁ、本当なんだ。どうしよう。
もしかして、この前水曜日が当番だって教えたから、わざわざ?