【完】もう一度、キミのとなりで。
改札を一緒に抜けて、階段を下りて駅の外に出る。
駅前の広場には、近くの私立高校の制服を着た男の子の集団がいて、輪になって楽しそうに騒いでいた。
その横を碧空くんと二人で通り過ぎる。
すると突然、うしろから声をかけられて。
「あれ?もしかして、碧空じゃね!?
おーい!碧空~!」
「うわ、ほんとだ!しかも隣にいるのって……柏木蛍じゃん!!」
なぜか私の名前まで呼ばれてドキッとする。
しかもこの声、なんか聞いたことがあるような……。
おそるおそる振り返ってみると、そこにはなんと中学時代の同級生の男の子二人が、にこやかに手を振りながら立っていた。
さっきの男の子たちの集団の中にいたみたい。
「あ、やっぱりそうだ!」
「何してんだよお前ら~」