【完】もう一度、キミのとなりで。

何も食べていないと聞いて、ますます心配になってくる。


だけど、私が話すのを聞いていた碧空くんは、なぜかまたクスクスと笑い出して。


『……ぷっ。蛍、なんかお母さんみてぇ』


「えっ!?」


……お母さん?


『そんなに俺のこと心配してくれてんの?』


そう聞かれて、思わず顔がかぁっと熱くなる。


あぁ、私ったらバカだ。やっぱり余計なお世話だったかな。


「……う、うん。だって……」


『はは、ありがと。すげぇ嬉しい』


“嬉しい”なんて言われて、また心臓がドキドキと鼓動を早める。


もちろん、勘違いしたらダメだとは思うけれど。


少なくとも、迷惑ではないってことだよね。この電話だって。


『やっぱ、変わんないな……』


「えっ?」


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