【完】もう一度、キミのとなりで。
「あ、ご、ごめんね!いきなり押しかけて。
これ、大したものじゃないんだけど、ゼリーとか飲み物とか、よかったら食べて!」
手に持ったコンビニの袋を差し出して。
碧空くんは袋の中身を覗き込むと顔を上げ、再び私の顔をじっと見る。
その表情はやっぱりすごく苦しそうだ。
「なにこれ……買ってきてくれたんだ?」
「あ、うん」
「マジかよ。ごめんな。わざわざ」
「い、いいのっ。ほんの気持ちだから!
それより出迎えてもらっちゃってごめんね。
すぐ帰るから、碧空くんはもう寝てて!」
そう言って袋を手渡して、その場から立ち去ろうとする。
辛そうな彼を見ていたら、こんなふうにこの場に立たせていることすら申し訳なくなってきて。
「それじゃ、またっ……」
だけど、私が背を向けようとした途端、なぜか腕をギュッと掴まれた。