【完】もう一度、キミのとなりで。
私の手を握る碧空くんの手が熱い。
そこから熱が伝わって、自分の体まで熱くなってくるかのよう。
当たり前のように私に触れてくる彼は一体どんな気持ちなんだろう。熱のせいなのかな?
そんな余計なことばかり考えて、一人でずっとドキドキしていた。
特に深い意味なんてないはずなのに……。
そのまま二人でしばらく他愛ない話をして、だけど、碧空くんはなぜかその間もずっと私の手を握っていた。
苦しそうに息をする彼を見ていると、寝なくても大丈夫なのかな?と心配になる。
彼が寝るのを邪魔をしたりしてないかなって。
だけど、もっとたくさん話していたいような気もする。
「あ、この写真……」
途中、ふと横を振り向いたら、棚に置いてあったある写真立てが目に入った。