【完】もう一度、キミのとなりで。

しばらく一人でぼんやりと回想していたら、いつの間にかスースーと寝息が聞こえてきたことに気が付いた。


あっ、碧空くん寝ちゃったのかな?


体を起こして、ベッドに横たわる彼の顔を覗き込んでみる。


すると、彼は私の手を握ったまますやすやと穏やかな表情で眠っていた。


まだ熱はありそうだけど、さっきより少し呼吸が落ち着いた気がする。


私が部屋に居たら眠れないんじゃないかなんて思ってたけど、無事眠りにつけたみたいでよかった。


それにしてもやっぱり、綺麗な顔してるなぁ……。


肌も白くて、まつ毛なんて女の子みたいに長いし、唇も薄くて、まるでお人形みたいだ。


近くで眺めていると、見とれてしまいそうになる。


こんな彼と自分が昔付き合っていたんだもの。不思議。


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