【完】もう一度、キミのとなりで。
加奈子ちゃんはいつだって、閉じた貝のような私に全力でぶつかってきてくれた。
口下手で人見知りな私のことを優しく受け入れてくれた。
今だって、一人で抱え込もうとする私の力になろうとしてくれているんだ。
いつまでも、自分の殻に閉じこもってばかりじゃいけないよね。堂々巡りを繰り返すだけ。
加奈子ちゃんには隠し事はなしで、なんでも話したい。
この際思いきって全部打ち明けてしまおうか……。
「あ、あのね、実は……」
そして私は、彼女に今までのいきさつを全部話した。
中二の時、碧空くんに告白されて付き合ったこと。
それがきっかけで女子に嫌がらせをされたり、無視されるようになったこと。
耐えられなくなった私は、碧空くんを振ってしまったこと。
高校で碧空くんと再会してまた仲良くなって、彼に再び惹かれていったこと。
夏休みに二回目の告白をされたこと。
だけど、結局自信がなくて断ってしまったこと……。