【完】もう一度、キミのとなりで。
下駄箱で靴を履き替え、碧空くんと二人一緒に昇降口を出ると、外はもうだいぶ薄暗かった。
一人で帰るのはやっぱり少し心細い。
だからといって、碧空くんに「一緒に帰ろう」なんて言うわけにもいかないし、彼だってそんなつもりはないだろうし、ここは一人でササッと先に帰るべきなんだろうと思って、カバンの持ち手をぎゅっと握りしめ、隣を振り返った。
「あ、そ、それじゃ……またね」
小さく笑って彼の前を通り過ぎようとする。
だけど、そのまま歩き出したらなぜか、後ろからグイッと片腕を掴まれてしまって。
「……ひゃっ!」
「待って」