【完】もう一度、キミのとなりで。
あぁ、ウソッ。バレちゃった!どうしよう。
なんでわかったんだろう。
これは、ごまかしたほうがいいの?
でも、ここまできて違うなんて言えないし……。
「……え、えっと、う……うん。実は……」
「うわぁ、やっぱりかー!」
やだ私。これじゃ親切を通り越して、まるでストーカーみたいだよね。
「でもっ、あれは……たまたまポケットに入ってたから、つい……。
よ、余計なことしてごめんねっ!」
なんだか自分がすごくおかしなことをしてしまったように思えて、必死で謝る。
もう恥ずかしくて消えてしまいたい。
だけど、碧空くんはそんな私を見て嫌な顔をするどころか、目を細めて優しく笑ってくれた。
「はは、なんで謝るんだよ。謝ることねぇから」