円舞曲はあなたの腕の中で~お嬢様、メイドになって舞踏会に潜入する~
「倒れたのは、ミーガンさ。
昨日から具合悪そうだったから」

「そりゃあそうさ。
お腹に子供がいるのに、
あんなに朝から晩まで働いて。
流産したのかも」

エリノアは、
驚いてキッチンから出ようと思って
踏み出した足を止めた。

「流産?」

「こら、余計なこと言うんじゃないよ」

エリノアは、
昨日のミーガンの切迫した様子を
思い出していた。

「ミーガンは妊娠してるの?」

「いえ、
そうとはっきりしてるわけじゃ……」

まずいと思ったのか、
急に口を閉ざしてしまった。

「ええ、だって、
3人も産んでるから、
間違いないって言ってたじゃ
ありませんか」

「わかったわ。ありがとう。
アリスに用があるの。どこに行ったか
分かるかしら」

「さあ、裏庭に行ったんじゃないかな」

「ありがとう」
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