BAD & BAD【Ⅱ】




仲間と離れ離れになることに随分葛藤した、とたかやんが学校で愚痴っていたのを覚えてる。



友情は、引っ越したくらいで壊れはしない。


心と心は、いついかなる時も、繋がってる。




「ああ、任せろ」



気合いの入った剛の拳が、前に突き出された。


たかやんと弘也は一度顔を見合わせて、口角を上げ、その拳に自分達の拳をコツンと軽く当てる。



交わったのは、不滅の約束。





続けて次期幹部も発表され、全員に飲み物を注がれたコップが配られる。



「一通り発表し終えたところで、これからの門出を祝って、かんぱーい!」



師匠のかけ声に合わせて、コップを高々に持ち上げる。


最高潮の盛り上がりと共に、卒業記念パーティーが本格的に幕を開けた。




「弘也、たかやん」


「ん~?」


「なんだ?」



デザートコーナーで興奮してる凛と、その姿にガッツポーズしてる桃太郎を横目に、大宮ツインズに手紙を渡した。



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