BAD & BAD【Ⅱ】
そうだね、たかやんの言う通りだ。
今日はパーティー。喧嘩してる時間がもったいないね。
渋々仲直りの握手をして、話を戻した。
「……まあ、そういうわけで、その1つに私と朔の分の友情をぎゅぎゅっと詰め込んどいたから」
「3人分の思いを込めた、そのブレスレットは重たいだろうが、大事に扱えよ」
ピアスと同様に、小さな宝石をあしらった、華奢なブレスレット。
きっと、似合うよ。
「……っ、うん、ありがとう。幸珀、朔、本当にありがとう!」
真修が涙ぐみながら、絞りだすようにこぼした5文字に、思わず目元をほころばせる。
「ブレスレットとピアスに付いてる宝石、何かわかる~?」
「同じやつなんですか?」
「そだよー」
「ダイヤモンドか?」
「おぉ~、さすがおぼっちゃま。だーいせーいかーい!」
効果音まで発したハイテンションさに、たかやんと剛が睨んでいた。本人はさして気づいていないようだけど。
本当にいい性格してるよね、弘也って。