BAD & BAD【Ⅱ】
また1ページ、アルバムが埋まった。
長いようで短かった、12代目の世代の写真が、刻まれる。
「ん……」
ベランダから差し込む朝日に急かされ、微睡んでいる瞼をこすった。
騒ぎ疲れて眠ってしまったみたいで、いつの間にか日付が変わっていた。
上半身を起こして、ぼうっとしながらも広間を眺めたら、いつにも増してごっちゃごちゃで悲惨だった。
こりゃまたたかやんに説教されるな。きゃー、怖い。
起きてる人って、私だけ?
周りを見渡そうとしたら、後ろから誰かに抱きしめられた。
「うおっ!?だ、誰!?」
「はよ、幸珀」
「……なんだ、凛か」
よくよく考えてみれば、ここにいる人で私に抱きつくのって、凛しかしないよね。