あの夏をもう1度
「え?」



駿太の行動が理解できなくて頭の中?マーク。



「付き合ってんの?そいつと」


駿太が圭太を見る。



「付き合って、ないよ」


「お前は付き合ってないヤツと手なんて繋ぐんだ」



駿太がふっと笑う。



「付き合ってても付き合ってなくても駿太には関係ない」


「関係なくない」



駿太の表情があたしに刺さる。



「関係ないじゃん!いいから放っておいてよ!」



放っておいてくれないと
勘違いしてしまいそうになるから。


やめて。



「駿太もういいんじゃない?」



香澄さんがため息をつきながら言う。



「…香澄」


「もうあたしたちは大丈夫だから」



香澄さんが駿太の背中をぽんっと叩く。


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