零度の華 Ⅰ



伏し目がちになっているあたしに皆の視線が突き刺さる


「どうして今謝ろうと思ったの?昨日の態度とは打って変わるよね。まるで、別人みたいだ」



そうだろうな、別人を演じているのだから



「信じてもらえないし、信じてもらおうとは思わないけど、知ってほしい。あたしは.......二重人格なの」



一番大きく反応をしめしたのは愛川だった


あたしは弱々しい女を演じる


突然のカミングアウトで誰も受け入れようとしない


信じてもらおうとは思わないとは言ったが、あたしは信じさせるつもりだ

信じれないのは今の内だけで、続けることでそれが定着をするため信じざるおえなくなる



それが狙い


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