零度の華 Ⅰ
昼食を済ませたあたし達は、そのまま倉庫へと向かった
倉庫に着いたところで何もすることがないため、持って来ていたパソコンで少し気になっていたことを調べる
「やっぱり、一緒だな」
鮫島がふと呟く
それはあたしに向けた一言だった
『どういうこと?』
「一人で何かをする。関わろうとしない。二重人格なんて嘘じゃないのか?」
『あたしには戦闘能力は一切ないよ。さっきも言ったようにあたしがこうやって現れることは殆どない。だから、どうしていいか分からないの……。それに、あたしとあの子は違う』
「そんなにもう1人の自分を否定するのか。皆に嫌われ、お前にも嫌われ可哀相で憐れな奴だな」
『そんなつもりで言ったわけじゃない!!』
くそ、鮫島のせいで無駄な気力を使う
演じることがこんなにも疲れるのかと思うと、軽い気持ちだった自分に嫌気がさしてきた