零度の華 Ⅰ
「何故、そこまで知っている」
睨みをきかせてくる
あたしはどこまで捜査が進んでいるか探りを入れる
『ネットで流れている。本当に事故なのかと騒ぎたってるぞ?』
「そうだとしても、一般人に教えることはできねぇ。詮索するな」
鷹見はそれだけ言って立ち去る
口が堅い奴だ
だが、これで何も手掛かりを掴めずにいるのはわかる
あたしは人の気配を察知し、すぐさま全身を黒で染め上げる
おそらく、零(ゼロ)を追うSQUELETTE(スクレット)の連中のニオイだ
見つからぬよう公園を出た
逃げる行為はしたくないが、手を出すなと言われているため好き勝手には暴れられない
早く殺してしまえばいいものの
雲雀は何をそんなに手を出さずにいるのか
あたしには何かを恐れているようにしか見えない
まぁ、今は大人しく雲雀の命に従っていよう