零度の華 Ⅰ
今日の仕事は組殺し
あたしは荒々しく舞い血しぶきを浴びる
血がついたままある族の倉庫に行く
それは月光が訪れるという倉庫だ
すでに喧嘩が始まっていた
あたしは隠れてその様子を観察する
喧嘩の筋はいいものだ
だが、無駄がある
育てればコイツは確実に伸びるだろう
最後の1人を倒し終えたときに月光の前に拍手しながら現る
あたしに鋭い目を向けながら、今にも飛びかかってきそうだ
「何者だ」
『口の悪い餓鬼だな。俺はただのスカウトマンだ』
眉を顰めた
あたしを見てどういう者なのかを察知したらしい
『お前、復讐するために全てを捨て、族を回っては復讐相手を捜しているみたいだな』