零度の華 Ⅰ


「やっと見つけた」


偶然会っただけだろ


『里見忍。また、会いにくる。考えておけ』



あたしは出口へと向かうと、光華と向かい合わせとある



『そこをどけ。俺は帰りたい』


「どかねぇよ。俺はお前を牢屋にぶち込んでやるからな」


『親子だな。よく似てる』


「親父を覚えているのか?」


『勿論だ。楽しかったと伝えてくれ』




鷹見は普段見せない怒りを露わした


親父を馬鹿にされたことに怒ったか?


別に馬鹿にしたつもりじゃないけどな




「てめぇのその手に俺が錠をつけやるよ」


『面白い。次はお前と鬼ごっこか』



あたしは一歩一歩近づいていく




< 149 / 332 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop