零度の華 Ⅰ
鷹見は上着のポケットを確認すると零(ゼロ)と書かれてあるカードが出てきた
一言告げる時にこっそり入れていた
あたしはこの場を去った
カードや上着には何も残さないように手袋をしたりと気を付けている
だから、調べたところで特定できるものはない
顔を見られたら気づかれるかもな
今日は変装に手を抜いて、カラコンとウィッグしかしてない
時間がなかったのもあったが面倒だった
ただそれだけ
翌日、あの後の光華の幹部達がどんな状態か知りたかったため、たまり場に足を運んだ
ドアを開けると空気が張り詰められていた
「あ、桜ちゃん」
一瞬、眉を顰めるもすぐ戻る