零度の華 Ⅰ
愛川だけが沈んでいる
他は興味はなさそうだ
『気にしないでいいよ。捨てられることを恨んでないから』
親がいない、そういうと変に気を遣う
それが日常生活の中で常識や当たり前となっているから?
そうすることが正しいからとか思ってんの?
誰が決めた
相手を傷つけてしまったから、触れてはいけないところに触れてしまったから嫌われたくない
結局、自分のことが最優先なるのが人間の道理だ
欲の塊でできている人間の在り方なんて哀れなんだ
自分もその一人
空気を変えるように虎山が質問を投げかける
「その人どんな人なの?」
『とても、あたしの事を思ってくれる人』
あたしのこと想いキスを落とし、あたしのことを思い仕事を遊びと変え楽しませてくれる
あの時、あたしはコイツにならと何されてもいいと思ったから雲雀の下についた