俺を好きになってよ。
それにしてもこの男3人が揃うとクラスがキラキラしてるんだが。
この3人のオーラが凄まじい!!
「ゆうちゃん、いい加減離れて」
「やだ!!」
「アンタは小さい子か!!皆見てるから!」
「えー」
「えーじゃない!!」
「りっちゃん母親みたーい!俺も抱きついちゃおっかな〜!」
「なぐるよ」
「りっちゃん、こっわ!!」
私は好きでゆうちゃんに抱きつかれてるんじゃないから!!!
南もいるのに変な誤解されそうじゃん!!
あ………誤解なんかするわけないか…。
変な期待するな…自分。
「まぁまぁー、りっちゃん、そんな怒らないで?ほら、佐伯もりっちゃん困ってるから離してあげて?」
え…。
南がそんな事言うはずないって思ってた。
だけど…助けてくれた。
「南っちに言われると離したくなるじゃんー」
そう言ってゆうちゃんは離してくれた。
それから無事(?)にHRも終わり、休み時間になるとゆうちゃんの周りにはたくさんの女子が群がった。
これ、しばらく止まないだろうな〜…。
「いやぁ〜!佐伯、すげー人気だな!!俺のところに女子こないから安心安心!」
最低だな!!
「あ…南、さっきはありがとう…」
「なになに!りっちゃんがデレた?別にお礼なんていいのにー!」
「うっさい!…私が言いたかっただけだから!」
「そっかー!俺はりっちゃんが困ってるなーって思ったから助けたんだー!」
困ってるの気づいくくらいなら、好きだってこと気づいてよ…。
なんて言えるわけないから!!