俺を好きになってよ。

男の手はあちこちに触れていく。
男は私が抵抗する気がないと分かったのか、両手を自由にしてくれた。

ダメだ…私、このまま最悪なバージン卒業しちゃうのか…。

どうせならこんなシチュエーションじゃなくて、まともなシチュエーションが良かったな…。

窓に目線を向けると暗くなり始めている。
元々暗い部屋がさらに暗さを増す。

視界が悪くなったのが分かったのか男がイライラしているのがわかった。

嫌だ…このままじゃ嫌だ…!

「……っいや!誰かっ…誰か!」

「チッ!大人しくしろよ!」

__バシッ

2回目の平手打ちを受ける。
痛い…頬だけじゃない…あちこち痛いよ…。

助けてよ……











「…っぐあっ!」

閉じていた目を開けると目の前にいたはずの男が下に倒れていた。

その代わりに前にいたのは



「大丈夫?凛月」


あの優しくて、頼りになる











「……っ…よっしー…」



何で…ここに…。






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