24歳、恋愛処女
再度あたまを下げる、荻原先生を慌てて止める。
じゃないとこの人、いつまでも謝り続けそうだし。
「じゃあ、お詫びとして食事に行きませんか?」
「はい?」
あたまを上げて少し考えてた荻原先生の提案にあたまがついていかない。
治療のミスの方は、その分の代金を病院の方でみてくれることになってる。
さらに立派な菓子折りまでいただいた。
それに今度、南谷さんがおいしいところに連れて行ってくれるって。
なのになんで?
「病院の方からお詫びはしますが、私個人としては気が済まないので。
どうですか?」
じっと見つめてくる、レンズの向こうの瞳が怖いと思った。
なのに目を逸らせなくて見つめ返す。
「あ、えっと。
はい」
結局、気圧され気味にOKの返事をしてしまった。
クリニックが休みの水曜日。
二階のカフェで荻原先生と待ち合わせ。
店の外から探すと、すぐに目のあった荻原先生が出てきた。
そのまま六階のレストランフロアに上がるのかと思ったら、高層階行きのエレベーターに乗せられた。
じゃないとこの人、いつまでも謝り続けそうだし。
「じゃあ、お詫びとして食事に行きませんか?」
「はい?」
あたまを上げて少し考えてた荻原先生の提案にあたまがついていかない。
治療のミスの方は、その分の代金を病院の方でみてくれることになってる。
さらに立派な菓子折りまでいただいた。
それに今度、南谷さんがおいしいところに連れて行ってくれるって。
なのになんで?
「病院の方からお詫びはしますが、私個人としては気が済まないので。
どうですか?」
じっと見つめてくる、レンズの向こうの瞳が怖いと思った。
なのに目を逸らせなくて見つめ返す。
「あ、えっと。
はい」
結局、気圧され気味にOKの返事をしてしまった。
クリニックが休みの水曜日。
二階のカフェで荻原先生と待ち合わせ。
店の外から探すと、すぐに目のあった荻原先生が出てきた。
そのまま六階のレストランフロアに上がるのかと思ったら、高層階行きのエレベーターに乗せられた。