24歳、恋愛処女
え、えっと。
仲、悪いのかな……?
同じきれいな顔で睨み合われると、変に迫力があって困る、ていうか。

「あ、あの!
おふたり、その、そっくりなんですね!」

「は?」

「あ゛?」

ふたり同時に見下ろされて身が竦む。
でも、次の瞬間、ふたりとも大爆笑し始めて困惑した。

「なにこの子。
いま云うことがそれか?」

「ええ、僕と理央は双子なんですよ」

ふたりとも、涙が出るほど笑っているけど、なにがそんなに面白かったのかな?
 

そのあとは施設の中を案内してもらった。

「ここがマシンルーム。
ええっと……。
名前」
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